脳脊髄神経、脳脊髄神経節、交感神経節などに、局所麻酔薬または神経破壊薬あるいはその両方を注入して、その神経機能を一時的あるいは半永久的に遮断することです。
局所麻酔薬による神経ブロックはこの半世紀の間に、急性痛や慢性痛に悩む患者さんの診断と治療のために行われてきています。
一般的に急性痛に対しては、神経ブロック法は有効ですが、痛みが慢性化してしまった場合には治療の補助的手段となることが多いといえます。神経ブロックの意義は以下のとおりです。
1) 疼痛伝導路の遮断
2) 痛みの悪循環の遮断
3) 血行改善による効果
4) 診断や予後の判定